三重県伊勢市長が推進するメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)解消運動に参加していた市生活支援課長の奥野睦司さん(47)が、運動中に倒れて死亡。
この記事を受けて、スーパーモーニングでは
そもそもメタボリックシンドロームの人は動脈硬化の傾向が大きいので、強い運動はかえって逆効果なのだ。「メタボリックシンドロームの方は、運動はあまり向いていないんです!」とレポーターの佐々木亮太はまとめた。
なんと安易な結論でしょ。これではメタボ解消には食事療法によるダイエットのみなってしまいます。これではメタボ解消はできません。
メタボ解消の基本は運動なのです。
今回の悲劇で最も大事なことは、メタボシンドローム症例では、各々の症例で心血管系合併症のリスクのきちんとした評価ができていなかったことです。
メタボシンドロームを簡単に考えないことが重要です。メタボリックシンドロームの人の中には本当に危険な人が含まれているのです。それをまずチェックすることが大事なのです。
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・NAFLDの多くは内臓脂肪蓄積とそれに伴うインスリン抵抗性が発症や病態の進展に関与している。
・内臓脂肪蓄積を認める症例では特に積極的な食事指導と運動療法を行う。
・体重減少はNAFLDの病態改善に有効である。
・標準体重当たり総カロリーは25〜35kcal/kg・日、蛋白質は1.0〜1.5g/kg・日。
・脂肪は飽和脂肪酸を抑え、総カロリーの20%以下に制限する。
・精製された糖類は控えめにし、精製されていない穀類などから炭水化物を摂取することを勧める。
・運動療法は内臓脂肪減少やインスリン抵抗性改善に有効である。
・特に有酸素運動は筋肉・脂肪組織の代謝改善に役立ち、中性脂肪が低下し、HDLコレステロール値が増加し、NAFLDの病態改善効果が期待できる。
・短距離全力疾走、重量挙げ、腕立て伏せは無酸素運動であり、NAFLD患者には勧められない。
・NAFLD患者は原則的に大量のアルコールは摂取しないので、それを継続する。
ーNASH・NAFLDの診療ガイド 日本肝臓学会編ー
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1.NAFLDの予後
・NAFLDは、単純性脂肪肝(simple steatosis)とNASHからなるが、両疾患の予後は大きく異なる。単純性脂肪肝は病態が進行することはほとんどないが、NAFLDの約10%がNASHである。
NASHの予後は明確にされていないが、5〜10年で5〜20%の症例が肝硬変に進行すると考えられている。
2.単純性脂肪肝の予後
・単純性脂肪肝は、肝臓に脂肪が沈着するのみで、病的意義はあまりないと考えられていた。
しかし、NASHに進行する症例も報告されている。
3.NASHの予後
・NASHの予後はまだ不明な点が多くが、これまでの報告をまとめると肝硬変への進行は5〜10年の経過観察で5〜20である。
・経過を追った肝生検の比較検討が数編報告されている。平均観察期間が3〜6年でNASH肝生検の変化は、40〜50%が不変、30〜50%が悪化、20〜30%が改善する。
・NASHの原因である肥満や生活習慣病の是正のされない症例は、病態が徐々に悪化する。病態の進行とAST・ALTは相関しないことがあり注意を要する。
・報告によって異なるが、5年生存率は70〜90%、10年生存率は50〜70%ある。
-NASH・NAFLDの診療ガイド 日本肝臓学会編-
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厚生労働省が推進する生活習慣病対策は、特定健診・保健指導でメタボリックシンドローム予備軍を個別的・集中的に指導する「
ハイリスクアプローチ」と、国民運動を中心にメタボ予備軍の増加を防ぐ
「ポピュレーションアプローチ」が柱です。
厚生労働省の矢島鉄也生活習慣病対策室長は国民運動について、
1.健康日本21をベースに、医療費の伸びを抑える観点から、「運動・食事・禁煙」に焦点を絞る。
2.健やかな生活習慣の「爽快感」「気持ちよさ」を国民が実感することを目指す。
3.国民運動の“着火点”として子供の「食育」に注目する
と説明。
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1.NAFLDの基本概念
・
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は肝障害を惹起する程度のアルコール摂取歴がなく、ウイルス性肝炎や自己免疫性肝炎など原因の明らかなものを除外した肝への脂肪沈着を認める肝疾患です。・NAFLDは単純性脂肪肝から脂肪肝炎、肝硬変を含む広い疾患概念です。
・非アルコール性脂肪肝炎(NASH)はNAFLDの重症型でアルコール性肝炎に類似した炎症、風船様変化、繊維化を認め、肝硬変から肝細胞癌へ進展し得る。
2.NAFLDの基本病態
・大部分のNAFLDは肥満、糖尿病、高インスリン血症、高脂血症を伴っています。
・
NAFLDは肝臓におけるメタボリックシンドロームの表現型です。・NAFLDの発症や進展に関与する基本的な病態は肥満とそれに基づくインスリン抵抗性であり、これらを結びつける因子としてアディポサイトカインの分泌異常、遊離脂肪酸(FFA)があげられます。
ーNASH・NAFLDの診療ガイド 日本肝臓学会編ー
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